夏場は泥棒welcome!
熱くなってくると、当たり前のように窓開けていませんか?
うちは1階じゃないから大丈夫!なんて思っていませんか?
普段は気が付きませんが、これって結構危険なことなのです。
今年の4月末までに発生した住宅侵入窃盗の、
人口10万人当たりの認知件数は、
茨城県が16・3件で全国ワースト1位になっています。
(4月末現在で473件が発生)
全国平均が7.6件なので、実に2倍以上になります。
残念なことに、茨城県は3年連続でワーストを継続中です。
昨年は61.7件で全国平均の2.3倍(全国平均26.2件)でした。
ちなみに2位は愛知県で46.1件、3位は千葉県で45.4件です。
茨城県の住宅侵入窃盗の多さがわかります。
いつ被害に?
茨城県警生活安全総務課によると、
茨城県内で昨年発生した住宅侵入窃盗は1792件で、
半数以上が無施錠でした。
内訳は、最も多いのが「空き巣」で1130件(63%)。
次に就寝中の「忍び込み」599件(33%)、
在宅中の「居空き」63件(4%)でした。
また、昼間に家人が在宅中でも
普通に侵入してくる「強盗」もいるので、
いつなら安全というのはありません!
なぜ茨城県が多いのか?
茨城県警が過去5年間の被害状況を分析したところ、
熱くなってくる7・8月は無施錠の住宅が多くなることが判明。
年間5割前後の無施錠率が、7・8月は6割を超えるように。
被害件数も8月は2月の1.4倍。
侵入箇所も半数以上を「窓」が占めています。
「ん!?、もっと違うのかと思った。」
と、思った人もいると思いますが、
茨城県の住宅侵入窃盗が本当に多い理由は、
年間通して約半数の家が無施錠だということではないのでしょうか?
対策は?
もちろん、在宅・留守に関わらず施錠すること!
どうしても窓を開けたいのなら、
簡単には侵入できない高さや大きさの窓を開けること。
そして、足場になるようなものを窓の近くに置かないこと!
古い日本の家屋には防犯の意識があまりないので、
そんなに都合のいい窓がない!ってことが・・・
どうしましょう?
次に、窓ガラスに防犯フィルムを貼ったり、
補助錠を追加すること!
侵入手段として無施錠の次に多いのは、
ガラスを割って鍵を開ける「ガラス破り」で、
全体の約3割を占めています。
ただし、侵入するのに5分以上かかると、
7割近くの犯人は侵入を諦めるという調査結果があり、
防犯フィルムや補助錠による時間稼ぎが効果的です。
さらに、住宅の周囲に死角を作らないこと!
通行人や隣人の目が気になるので、
高い塀を作ったり、庭木を植えたりしていませんか?
外から敷地内がみえない、
ということは、侵入しようとしている犯人が
外部から見えないということになります。
これは犯人にとって好都合です。
人目を気にせず犯行に及べます。
死角があるようでしたらすぐに改善を!
さらにさらに、防犯ライトを設置すること!
夜間暗闇に潜んでいる犯人は、
よほどのことがない限りわかりません。
そんな時は人感センサーのついたライトの設置を。
ただしこのライト、向ける方向を間違えないでください。
多くの方が、住宅から外に向けていませんか?
住宅側に向けると犯人の手元を照らして、
犯行を手助けしてしまうのではないかと。
この場合、実際に見てもらうのが早いのですが、
ライトが外を向いていると、
外から犯人の姿が見えにくいのです。
犯人は、玄関や窓など壁際で犯行に及んでいます。
しかし、ライトが外を向いていると
外からは逆光になってしまったり、
ライトの死角に入ってしまったりして、
壁際にいる犯人が見えにくいのです。
ですからライトは家を照らすように外から、
もしくは横から当てるようにしてください。
最後に
泥棒はいつどんな方法でやってくるかわかりません。
今この時も、どこかで犯行に及んでいるかもしれません。
自分は大丈夫と思うことが一番危険です!
人災も天災も備えて損はありません!
備えに遅いことはあっても早いことはありません!
これをきっかけにして頂けたら幸いです。
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