あなたは大丈夫!?ネットバンキングが狙われている!

ネットバンキング利用者は注意!



ネットバンキングによる不正送金被害は
銀行や警察などの対策の甲斐あり、大幅に減少していますが、
その反面、勝手に電子マネーを購入する新手の手口や、
新種ウイルスなども現れています。

警察庁の発表によると、昨年1年間の不正送金などの被害額は、
前の年より約13億8600万円減って、16億8700万円になります。

単純計算で、その前の年の被害額は、
なんと約30億7300万円にもなる計算です!
1日当たり約840万円も、だまし取られているのです。

被害件数は、前の年より204件減って、1291件になります。
1日約3.5件の計算になります。

1件当たり約240万円の被害ということです。

警察庁は、「法人の大口被害が減ったこと」や
「信用金庫・信用組合の被害が減ったこと」を理由として挙げています。

だます方もそうですが、振り込む方もどうにかならないものかと、
ニュースを聞くたびに疑問に思ってしまします。


企業も狙われている!



企業の対策のより、法人口座の被害が減少しました。
ネットバンキングを利用する端末を証明する「電子証明書」の普及や、
不正取引のモニタリングシステムなどの成果です。

対策が甘いため被害が目立っていた信用金庫・信用組合ですが、
利用者のウイルス感染を検知するシステムを導入したことにより
被害は大幅に減少。被害額を約9億4000万円から、
約1億4500万円まで減らすことに成功。
また、個人向けでは、ワンタイムパスワードを使用する金融機関が増えたことも、
被害を減少させた要因の一つとなった。


不正送金に代わる新手の手口


今までの手口は、被害者に犯人の口座に振り込ませることで、
だまし取っていました。

しかし、警察の捜査や銀行などの対策が厳しくなり、
被害者に口座へ振り込ませるということが、
難しくなってきているのかもしれません。

これらの対策に対抗する、最近新しい手口が増えてきています。
摘発を防ぐために電子マネーを利用した手口や、
不正送金ウイルスを使って、追跡されないような方法です。

ネットバンキングでペイジー(Pay-easy)を使って、
Amazonギフト券などの電子マネーを買う手口です。

電子マネーの購入の被害が急に増えたため、
昨年12月にペイジーを使っての
Amazonギフト券の購入が停止されたほどです。

各銀行も、ペイジーの利用限度額を下げたり、
ワンタイムパスワード使用の対象にするなど、
対策をはじめています。


自分で出来る対策は?



① ウイルス対策ソフトを導入し、常に最新の状態に更新しておく

  今は、ネットバンキングのホームページで、
  ウイルス対策のソフトをインストールできるところもあります。
    
② OSや、ウェブブラウザーなどのソフトウェアを、
  常に最新の状態に更新しておく

  いまだにWindowsのXPを使っている人も多いようです。
  まだ、使えるかもしれませんが、早めの買い替えを。

③ 利用している金融機関が公表している
  インターネットバンキングの手続きを確認し、
  インターネットバンキングにアクセスした際に、
  確認した正規の手続きと異なる入力画面等が表示された場合には、
  ID・パスワード等を入力しない

  いくつもネットバンキングを利用している方は、
  大変な手間ですが、自分の財産を守るために
  必ずやりましょう!
  定期的なパスワードの変更も忘れずに!

④ ワンタイムパスワードや二経路認証等、
  利用している金融機関が推奨している
  インターネットバンキングの不正送金対策を導入する

  ①でも書きましたが、銀行さんの言うことは
  聞いておいた方が良いと思います。
  でも、偽サイトでないことはしっかり確認してください。
  個人的にワンタイムパスワードは信用しています。

⑤ 意図しないログイン履歴がないか、
  自分の口座の入出金明細等を定期的に確認する

  これも大事です。
  知らない履歴があったら、即刻銀行に連絡を!

これらの対策をしても、犯罪者はあの手この手で、
罪のない人々の財産を狙っています。

人災も、天災も、対策をし過ぎて悪いことはありません。
今すぐ、自分の財産を守る行動をとってください!


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